科学者が7月の最も降水量を記録

ランカスター大学のヘーゼルリッグ気象観測所は、1967 年に同観測所で記録が始まって以来、最も雨の多い 7 月を経験しました。

7月の降雨量は合計224.9ミリで、平均の87.3ミリの2.5倍を超えた。 これは、2007 年に記録された、この場所で過去最も降水量が多かった 7 月をほぼ 40 mm 上回っています。

総日照量は平均を下回りましたが、その減少はわずか 13% であり、ヘイゼルリッグでは 7 月の記録がかなり鈍かったです。

7 月の月平均気温は平年と同じでしたが、雲と雨に覆われていたため、日中の気温はやや低く、夜間の値は平均よりわずかに高かったです。

ランカスター環境センターのジェームス・ヒース博士は、ヘーゼルリッグで毎日天気を測定しているチームの一員で、「6月の記録的な暑さと晴天との対照は、本質的には高気圧を『ブロック』する位置にある」と述べた。雨を降らせる低気圧とそれらを北または南に動かすジェット気流の向きをそらします。

「6月の大部分は、高気圧が英国上空またはその近くに位置し、乾燥した晴天が続き、1週間ほどの間、非常に暖かい南風が吹き、日差しと相まって記録的な最高気温をもたらした」気温。」

対照的に、7月中は高気圧が南ヨーロッパと地中海地方に集中し、熱波が見られます。 同時に、それによってジェット気流がさらに南に位置するようになり、大西洋の気象システムが次々と英国上空に影響を及ぼしました。

「したがって、今年の7月の総降水量が多かったのは、部分的にはその全体的な気象パターンの持続によるものである。しかし、それはまた、いくつかの非常に激しい個別の降雨現象によるものでもある。例えば、21日金曜日の夜から23日日曜日までの週末は、雨が降った。 1か月分の雨が一度に降ったのです」とヒース博士は言いました。

「気象パターンが長期間にわたって一定の位置に「固定」される傾向が強まっていることを示す証拠があるが、それが気候変動に直接関係しているかどうかについてはまだ議論がある。しかし、疑いの余地のないのは、その頻度が高いということである。極端な気温と同様に、極端な降雨現象が劇的に増加しており、これは世界の温暖化と完全に一致しています。暖かい空気はより多くの水分を保持できるため、それが上昇して雲や雨に凝縮すると、より多くの熱が放出され、対流がさらに促進され、簡単に言うと、年間を通じて雨が降らない日は増えないが、降るときはさらに激しい雨が降ることが多い」と同氏は付け加えた。

ヘーゼルリッグで過去最も雨が多かった7月:

2007 - 185.0 mm

2010 - 173.9 mm

2020 - 173.5 mm

1988 - 170.8 mm

2009 - 158.4 mm

その月の日照量の合計:

平均 - 173.0 時間

2023年 - 150.3時間

気温 (1 日の平均最高/最低、°C):

平均 - 最大 18.7 / 最小 12.1

2023 - 最大 18.0 / 最小 12.9

ヘーゼルリッグ気象観測所の雨量計